介護福祉士の資格をとる方法【介護福祉士になるには?】

事例問題の対策法

介護福祉士試験は、3領域:11科目の各科目で
1問から4問程度の短文事例形式の問題が出題されます。

 

総合問題では、一事例:3問で1セットの事例問題が4セット分出題されます。

 

第24回試験では、3領域:11科目で計22問が出題され、
総合問題で12問出題されるなど、試験全体の約3割を占めていました。

 

3領域:11科目で出題される短文事例形式の問題については、
試験ごとに出題数が変わってくると考えられます。

 

短文事例問題を解くコツは、
事例文からポイントを抽出し、対象者にどのような対応が必要であるかを予測しておくことが必要です。
その予測を踏まえ、選択肢を読んで考えることが効果的です。

 

また、短文事例問題の出題内容の殆どの文末では、
「〇〇に対する援助者の対応に関する記述のうち、最も不適切(不適切)なものはどれか」
であると予想できます。
援助者が利用者とコミュニケーションを図る上で求められる接し方の代表的な原則があります。
この原則に基づいた考え方や態度、発言によって援助を実践することが求められるので、
この原則に反する場合は「×」になる点も踏まえておきます。

バイスティックの7原則

(1) 個別化の原則

 

利用者は、それぞれ別の個人であることを理解します。
援助のたびに、個別的な対応を心がけます。

 

(2) 意図的な感情表情の原則

 

利用者の感情表現を大切にします。
肯定的なものでも、否定的なものでも、利用者が自分の考えや感情を自由に表現できるよう、
援助者が働きかけることができなければなりません。

 

(3) 統制された情緒関与の原則

 

援助者は、自分の情緒的感情を自己覚知(自覚)しながら、利用者と接します。

 

(4) 受容の原則

 

援助者は、利用者の現実を、そこに至った背景も含め、あるがままに受け止めることが必要です。

 

(5) 非審判的態度の原則

 

援助者は、利用者が表出した行動や言動を、
一般的な価値化や自分の価値観に基づいて評価したり、批判したりしてはいけません。

 

(6) 自己決定の原則

 

利用者が自らの意思に基づいて決定ができるように、
援助者が援助していく原則です。
場合によって、援助者は色々な選択肢を用意して自己決定を支援することが必要です。

 

(7) 秘密保持の原則

 

利用者の権利擁護の立場からも、援助関係において利用者から信頼を得るためにも、
援助関係で知り得た利用者のプライバシーは他者に公開してはいけません。

短文事例問題例

Aさんは、要介護1の認定を受けています。

自立歩行が可能であるがふらつきがあり、
起居動作に時間がかかります。
次の記述のうち、Aさんに対する介護保険制度の福祉用具の活用に関する
介護支援専門員の対応として正しいものを一つ選びなさい。

 

@ 外出を容易にするために、電動車いすの貸与を受けるよう助言した。
A 布団による生活からベッドでの生活に転換するため、電動ベッドの貸与を提案した。
B 歩行補助杖は、特定福祉用具販売の種目である旨を説明した。
C 歩行動作や起居動作の維持・改善を図るため、福祉用具を活用しないで、自力で頑張るように指示した。
D 福祉用具の活用方法について、リハビリテーションの専門職の意見を聞くように勧めた。

解き方:

 

・事例問題を見ながらポイントを抽出する。
・抽出したポイントからある程度の予測を立てておく。
・予測を踏まえながら、選択肢を読む。

 

(予測すること)

 

自立歩行を維持する必要がある。
起居動作も維持する必要がある。
福祉用具の種目について問われるかも?

 

(選択肢を読む)

 

@ 自立歩行の維持が必要なのに、車椅子を活用するのはダメ「×」。
A 起居動作の維持が必要なのい、電動ベッドを活用するとは思えない「×」。
B 「杖」は、販売ではなく貸与「×」。
C ふらつきがある場合は安全の確保が必要。援助者として医療者に指示するのはダメ「×」。
D 他の専門職に意見を聞くことは、何も問題ない。文末が「勧める」、「提案する」は正しい「〇」

 

正解:

 

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